日本では脊椎脊髄における外科的疾患の診断治療は旧来整形外科医が担当してきましたが、欧米ではNeurosurgeon(神経外科医)が担当します。
そういう背景で、40年前頃から日本においても脳神経外科でも脊椎脊髄外科を担当されるようになってきました。
整形外科では日本脊椎脊髄病学会を設立し、脳神経外科では日本脊髄外科学会を設立し、各々の学会で脊椎脊髄外科の指導医や認定医が存在することとなりました。
昨今の専門医ブームを受け、両学会で統一した「脊椎脊髄外科専門医」を認定する運びとなり、今年から認定試験が開始となりました。
このたび私も試験に合格し、脊椎脊髄外科専門医に認定されることになりました。
もう手術を執刀する立場ではありませんが、手術を必要とされる状態かどうかの見極め、手術を必要としない場合の保存的治療、脊椎手術後のリハビリなどではお役に立てることと存じます。
よろしくお願い申し上げます。